先日頂いた相談をご紹介します。
ある日突然、相談者の方のお宅へ司法書士よりお手紙が来たそうです。
内容は、法定後見人になるために相続人の同意が必要だから、同意書に署名・捺印を押して返送して欲しいとのこと。
問題は、被後見人にあたる方は、相談者の方の叔父に当たるのだそうですが、全く面識がなく、そもそもそのような叔父が存在する事自体知らなかったそうです。ですので、当然そのような同意をすることはもとより関わるのが怖いということで、私のところへ相談して頂いたのです。
司法書士の先生に問い合わせたところ、その方は90歳代のご高齢で、奥様はすでに亡くなられ、お子様もいなく身寄りがないとのことでした。何か現代の高齢化社会のひずみを見せ付けられたようで、少し感傷的にならざるを得ません。
結局、今回は家庭裁判所に問い合わせ、同意はあくまで自由意志なので、同意しなくてもかまわないということになりました。
そして、司法書士の先生がその旨裁判所に上申すれば、法定後見の認可がおりるとのことで一件落着です。
今回のケースは私も知らないことで、調べることにより勉強になりました。
皆様もこのような法律に関して、わからない、困ったことがあればご相談頂ければと思います。
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